常に心の平静さを、保つことが美徳か?感情表現の多様さ。

「いつものことだよ。声を荒げて、怒鳴る。

これでは、話し合いにならないよ。

意見が通らなければ、怒鳴って、

批判されれば、大きな声で言うなと注意する。」

感情表現が豊かな地域では、

感情表現の多様さが認められます。

一方、感情をあまり出さない社会では、

感情表現にも気をつかいます。

では、感情表現とは何でしょうか?

それは、

  • 多数決で、良し悪しが決められる。
  • 権利として主張すると、感情対立が生じる。

です。

それでは、

19~20世紀の日本の教育者、新渡戸稲造の言葉と一緒に、

「感情表現」について解き明かします。

1     日本の教育者、新渡戸稲造は、『武士道』の中で述べています。

まことに勇気ある人は、

常に落ち着いていて、

けっして驚かされたりせず、

何事によっても心の平静さをかき乱されることはない。

新渡戸稲造 奈良本辰也訳 『武士道』 三笠書房 

1993年 51ページから引用

2     多数決で、良し悪しが決められる。

感情表現の種類は、多数決で決められます。

なぜなら、世間で容認されないと、

表現できないからです。

公の場で、感情表現する場合、

世間で容認されている表現を使います。

もし、世間の意向に反すると、

ものすごい勢いで批判されます。

感情表現の種類は、世間の多数派が決めます。

どの感情表現が良いか悪いか、

共感できるか、許せないのかを決めています。

感情表現の良し悪しは、世間が決めます。

3     権利として主張すると、感情対立が生じる。

感情表現を権利として主張すると、感情対立が生じます。

なぜなら、相手の感情を許容することができないからです。

プライベートな範囲では、自分の権利を主張します。

感情を抑えることができず、感情を爆発させます。

その時は、相手の感情を受け入れません。

感情と感情がぶつかると、お互いが権利を主張し、

容認や許容が、入り込むすき間はありません。

他人の感情を受け入れる寛容さが、薄れています。

4     感情表現のまとめ。

  • 多数決で、良し悪しが決められる。

権利として主張すると、感情対立が生じる。

です。

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。