安全に生活するには?それは、体と心への準備が欠かせない。

「今まで、ほとんど気にならなかったような、

1~2㎝の段差なんだけど、

つまずくようになって、注意しているんだ。

        

バリアフリーって、よく聞くけど、

やっと意味が分かったよ。

年を取って、大切さが分かった。」

       

ケガをすることなく、安全に暮らすには、

体力の増進、維持と、

危険性に対する心の準備が欠かせません。

では、安全とは何でしょうか?

        

それは、

  • 心身に危害が及ばないこと。
  • 危険な要素を減らすこと。

です。

    

それでは、

19~20世紀のスイスの哲学者、ヒルティの言葉と一緒に、

「安全」について解き明かします。

    

1     スイスの哲学者、ヒルティは、『幸福論』の中で述べています。

われわれは歩行の際に、釘を踏んだり、

足をくじいたりしないように気をつけるが、

それと同じように、

きみの自我の最善の部分を損じないように

注意しなければならぬ。

もしわれわれが、われわれのすべての行動に際して

常にこのことを眼中におくならば、

われわれの行動は一層安全であろう。

    

ヒルティ 草間平作訳 『幸福論 第一部』 

岩波書店 1961年 88ページ

     

2     心身に危害が及ばないこと。

安全とは、心身に危害が及ばないことです。

なぜなら、危険には、見えるものと

見えないものがあるからです。

     

急に降った大雪や、集中豪雨による物理的な危険、

誹謗、中傷、言葉の暴力による心理的な危険、

無関心やネグレストにより、居場所が確保できない危険、

このように、心身ともに、危険にさらされる時があります。

    

安全とは、心と体の両方を対象とします。

   

3     危険な要素を減らすこと。

安全とは、危険な要因を減らすことです。

なぜなら、危険が、ゼロになることは、絶対にないからです。

    

安全が担保されていると感じるのは、

限りなく、危険性を少なくしたからです。

そして、危険性をゼロに近づけるには、

莫大の費用が掛ります。

    

費用を負担せず、安全だけを求めることは、

誰かが、どこかで、オーバーワークして負担しています。

自分だけ、利益を得れば、

必ず、他の人に負荷がかかっています。

    

危険をゼロにする努力は、歓迎し、

ゼロを要求するのは、やめましょう。

     

4     安全のまとめ

ヒルティの言葉と一緒に、

「安全」について解き明かしました。

安全とは、

  • 心身に危害が及ばないこと。
  • 危険な要素を減らすこと。

です。

    

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。