日常生活の写真を撮るだけ?写真が心の安定をもたらす。

「毎日、普段の出来事を写真にとるだけ。

食事の写真、朝食、昼食、夕食、おやつ、

毎日、写真を撮り続けると、おもしろいよ。

撮りためた写真をみると、心がおちつくよ。」

   

日常生活の一部を切り取って、写真に撮るだけで、

心が安定して、落ち着きをもたらします。

では、写真とは何でしょうか?

     

それは、

・写真を撮った時の気持ちが、いっしょに写っている。

・撮った写真を見ることは、時の経過の起伏を一定にする。

です。

    

それでは、

20~21世紀の日本の詩人、吉野弘の言葉と一緒に、

「写真」について解き明かします。

     

1   日本の詩人、吉野弘は、「一枚の写真」の中で述べています。

この写真のシャッターを押したのは

多分、お父さまだが

お父さまの指に指を重ねて

同時にシャッターを押したものがいる

その名は「幸福」

幸福が一枚加わった

一枚の写真

    

『吉野弘詩集』 株式会社角川春樹事務所 

1999年 18ページより引用

    

2   写真を撮った時の気持ちが、いっしょに写っている。

写真には、撮影した時の気持ちが、

いっしょに写っています。

なぜなら、写真の表面は、精密な描写と、

撮影への思いとで、縦横、織られているからです。

    

写真を並べて見てみると、

過去の出来事を鮮明に、思い描け、

さらに、気持ちの変化を読み取れます。

写真ごとは、違った情景を映していても、

一曲の思いが、メロディーにのって聞こえてきます。

   

写真は、あの時の大切な思いを写しています。

   

3   撮った写真を見ることは、時の経過の起伏を一定にする。

撮影した写真を見ると、揺れ動く気持ちを鎮めてくれます。

なぜなら、写真は、流れた時の経過を、

歩きやすく、平らにしてくれるからです。

   

傷ついた心を、過去にさかのぼって治せません。

傷ついた心を持って、がんばって歩んできた、

その気持ちを、写真が受けとめてくれます。

     

事実を消すのではなく、事実と向き合えるように、

落ち着く空間を、心を修復する時間を、

写真は、提供してくれます。そっと、渡してくれます。

    

写真を見ると、過去からつながる現在を、

落ち着いて眺められます。

     

4   写真のまとめ

吉野弘の言葉と一緒に、

「写真」について解き明かしました。

   

写真とは、

・写真を撮った時の気持ちが、いっしょに写っている。

・撮った写真を見ることは、時の経過の起伏を一定にする。

です。

  

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。