手に入らないと欲しくなる?欲望は、獲得までの苦しみの事。

「また、限定品を買うの?

先月も、限定品だって言って、買ったでしょ?

新製品も、同じだよ。

同じ製品が、3つもいるの?

基本的な機能は同じでしょ?」

 

手に入れることが難しいと、欲しくなります。

また、新製品が出ると、欲しくなります。

広告や製品の魅力が、新しい欲望を開拓します。

では、欲望とは何でしょうか?

 

それは、

  • 手に入れるまでの苦しみである。
  • 他者との比較から生まれる。

です。

 

それでは、

江戸時代の僧、良寛の言葉と一緒に、

「欲望」について解き明かします。

 

1   江戸時代の僧、良寛は、述べています。

何か手に入らぬものがあると、

身も心も憂え苦しむ。

よしんば欲望を満たしても、

けっきょく何年もつだろう。

 

天上の楽しみを一つ手に入れても、

その十倍もの、

地獄のとりことなる。

 

柳田聖山訳 『良寛道人遺稿』 中央公論新社

2002年 94ページより引用

 

2   手に入れるまでの苦しみである。

欲望とは、手に入れるまでの苦しみです。

なぜなら、まだ手に入っていないことと、

確実に手に入るかどうか、分からないという

不安があるからです。

 

苦しみから解放されたい、苦しみの後の楽しさがある、

もう苦しまなくてもいい、苦しみたくない、

このような、実現できない期待を、満たそうとしているのです。

 

欲望は、次の苦しみを望んでいるのです。

 

3   他者との比較から生まれる。

欲望は、他者との比較から生まれます。

なぜなら、比較することで、

ねたみ、憧れやみじめさが、芽生えるからです。

 

集団社会の中で、暮らしていれば、

自分と他者を比較するのは、よくあることです。

欲望を満たせば、比較から生まれた感情を、

適度に処理できます。

そして、自分のプライドが保てます。

 

欲望は、比較から生まれる感情を処理します。

 

4   欲望のまとめ

良寛の言葉と一緒に、

「欲望」について解き明かしました。

 

欲望とは、

  • 手に入れるまでの苦しみである。
  • 他者との比較から生まれる。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。