やさしいから傷つく?やさしい心は、相手の辛さを共感する。

「やさしいね。

相手と真剣に向き合っているから、

きちんと言える言葉だったよ。

他のスタッフは、笑顔で聞き流しているだけ。

厳しい言葉は、誰でも言いたくないからね。」

 

やさしい心を持っている人は、

相手の辛さを受けとめ、真っすぐ向かい合います。

では、やさしさとは何でしょうか?

 

それは、

  • ありのままに、全てを引き受けてくれる。
  • 厳しいことも、告げる覚悟がある。

です。

 

それでは、

20~21世紀の日本の詩人、吉野弘の言葉と一緒に、

「やさしさ」について解き明かします。

 

1   日本の詩人、吉野弘は、「夕焼け」の中で述べています。

やさしい心の持主は

いつでもどこでも

われにもあらず受難者となる。

何故って

やさしい心の持主は

他人のつらさを自分のつらさのように

感じるから。

 

『吉野弘詩集』 株式会社角川春樹事務所

1999年 77ページより引用

 

2   ありのままに、全てを引き受けてくれる。

やさしい心は、相手の辛さに寄り添います。

なぜなら、やさしい人は、事情はどうであれ、

ありのままに、全てを受け入れるからです。

 

悩みを持った相手が、その辛さを和らげ、消し去っても、

やさしい人は、その辛さを持ち続け、

さらに、別の相手の辛さを、受け入れます。

やさしい心は、辛さを、いつでも出迎えます。

 

やさしい人の心は、辛さを受け入れるごとに、

傷ついています。

 

3   厳しいことも、告げる覚悟がある。

やさしさは、厳しいことも告げる覚悟を持っています。

なぜなら、相手に嫌われることを恐れず、

相手を、正しい道へ導く気持ちがあるからです。

 

自分の行いの欠点を指摘されると、嫌な気持ちになります。

そして、怒りや悔しさや恨みが生まれます。

しかし、やさしさは、これらのことを承知して、

あえて、相手の成長を願って、厳しし言葉を伝えます。

 

やさしさは、伝えるべきことを、伝える覚悟があります。

 

4   やさしさのまとめ

吉野弘の言葉と一緒に、

「やさしさ」について解き明かしました。

 

やさしさとは、

  • ありのままに、全てを引き受けてくれる。
  • 厳しいことも、告げる覚悟がある。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。