ものを手放すのは嫌だ。所有は、巡りあわせの結果である。

「思い出がいっぱい詰まっているんだ。

今、使ってないけど、

いつか、また、使うかもしれないし、

まだ、使えるから、捨てられないよ。

簡単に捨てるって、言わないでよ。」

 

収納する場所は、限られているのに、

物がどんどん増えていきます。

いざ、整理しようと思っても、

どれを処分すればいいのか迷います。

では、所有することとは何でしょうか?

 

それは、

  • 巡り合わせの結果である。
  • 所有物によって価値が異なる。

です。

 

それでは、

19~20世紀のスイスの哲学者、ヒルティの言葉と一緒に、

所有」について解き明かします。

 

1   スイスの哲学者、ヒルティは、『幸福論』の中で述べています。

何事につけても、

「自分はそれを失った」

といってはならぬ。

「自分はそれを返した」

というべきである。

 

ヒルティ 草間平作訳 『幸福論 第一部』

岩波書店 1961年 54ページ

 

2   巡り合わせの結果である。

所有することは、巡り合わせの結果です。

なぜなら、所有が、

自分の意志でコントロールできる場合もあれば、

できない場合もあるからです。

 

ある所有者が、ずっと持ち続ける、

所有者が、次々と変わっていく、

一度手放したものを、また所有する、

誰にも所有されず消えていく。

このように、所有は、循環します。

 

所有は、循環の一部を切り取った、巡り合わせです。

 

3   所有物によって価値が異なる。

所有物ごとに、価値が異なります。

なぜなら、所有物自体の価値だけでなく、

所有物への思い出が、含まれているからです。

 

使用頻度、所有期間、換金価値、取得方法、

再購入できるのか、代替品があるのか、

思い入れの程度、思い出の深さ、愛着を感じるか。

 

所有の優先順位を、自分の基準で決めます。

そして、所有するのか、手放すのか判断します。

 

所有物の価値は、自分の基準で決めます。

 

4   所有のまとめ

ヒルティの言葉と一緒に、

所有」について解き明かしました。

 

所有とは、

  • 巡り合わせの結果である。
  • 所有物によって価値が異なる。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。