難しい課題は避けたい?問題を先送りした開放感。

「先送りにするって決めたら、気が楽になったよ。

できない合意を無理にまとめるのは、やめるべきだよ。

合意した後、どうせ文句言って、反対するんだよ。

建前だけの合意は、いらないよ。」

 

結論を出さなければ、面目が立たないと、

建前を優先させる場合があります。

一方、責任を取りなくないので、

結論を出さずに、先送りして解決策としています。

では、先送りとは何でしょうか?

 

それは、

  • 解決する気持ちがない、もしくは、結論を出したくない。
  • わずかな期待を持って、将来での解決の糸口へつなげる。

です。

 

それでは、

19~20世紀のイギリスの哲学者、ラッセルの言葉と一緒に、

先送り」について解き明かします。

 

1   イギリスの哲学者、ラッセルは、『幸福論』の中で述べています。

恐怖に対処するのに

まちがったテクニックを用いているのだ。

恐怖が心に忍び込んでくると、

その都度、別のことを考えようとする。

娯楽とか仕事とかで考えをまぎらそうとする。

 

ラッセル著 安藤貞雄訳 『幸福論』 岩波書店

1991年 85ページより引用

 

2   解決する気持ちがない、もしくは、結論を出したくない。

先送りするのは、

結論を出したくない気持ちがあります。

なぜなら、解決策を示さなければならず、

そして、大変な作業をしなければならないことを

知っているからです。

 

結論を出したら、責任を負います。

一方、先送りするという決定をすれば、

その問題から、一時的に解放されます。

責任も取らなくてもいいのです。

 

先送りするのは、解決する気持ちがないからです。

 

3   わずかな期待を持って、将来での解決の糸口へつなげる。

先送りすることは、解決の糸口をみつける手段です。

なぜなら、実現不可能な合意を避けるためです。

 

会議を成功させようとして、

無理な条件や、抜け穴だらけの合意を取り入れて、

結論を出すことがあります。

しかし、理念を貫くために、先送りすることも、

選択肢の一つです。

 

先送りすることは、理念に沿った解決策を見出します。

 

4   先送りのまとめ

ラッセルの言葉と一緒に、

先送り」について解き明かしました。

 

先送りとは、

  • 解決する気持ちがない、もしくは、結論を出したくない。
  • わずかな期待を持って、将来での解決の糸口へつなげる。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。