役に立たない知識はある?知識は感性を磨く大切な材料。

「今、牡丹の花が咲いているよ。冬にも咲くんだよ。

霜を防ぐ、藁囲いが、ちょうど傘をさしているみたいに、

牡丹の上に被せてあるんだ。

初詣でだけでなく、庭園も行こうよ。」

 

生活が便利になったり、利益につながったりする知識は、

非常に重宝されます。

では、知識が役に立つこととは何でしょうか?

 

それは、

  • 感性が刺激される。
  • 批判的にとらえる姿勢を補助する。

    です。

それでは、

19~20世紀のイギリスの哲学者、ラッセルの言葉と一緒に、

知識」について解き明かします。

 

1   イギリスの哲学者、ラッセルは、『幸福論』の中で述べています。

森には美しい野生の花がいっぱいに咲き乱れていた。

しかし、私の案内役でその花の名前を

一つでも知っているものは、だれ一人としていなかった。

そんな知識がなんの役に立つのか。

それで、だれかの収入が増えるわけでもあるまい、

というわけである。

 

ラッセル著 安藤貞雄訳 『幸福論』 岩波書店

1991年 58ページより引用

 

2   感性が刺激される。

知識が役に立つとは、感性が刺激されるときです。

なぜなら、知識で収入が増えるのは、

知識を利用しただけだからです。

 

知識は、自分の感情が揺さぶられる、

すてきな情景へ誘う、招待状を持っています。

入り口は、どこにでもあり、鍵もついていません。

しかし、招待状がないと、

入り口の扉を開けられません。

 

知識が役立つのは、感性が磨かれるときです。

 

3   批判的にとらえる姿勢を補助する。

知識が役に立つとは、批判的にとらえる姿勢を

補助することです。

なぜなら、知識が、判断の基礎になり、

また、比較するための基準になるからです。

 

知識を持つことは、自分の考えを強固にし、

自信を与えます。

そして、相手の意見や考えと、しっかり向き合います。

相手の意見にのみ込まれず、批判や批評にも対峙します。

 

知識を持つことで、批判的にとらえる力を得ます。

 

4   知識のまとめ

ラッセルの言葉と一緒に、

知識」について解き明かしました。

 

知識とは、

  • 感性が刺激される。
  • 批判的にとらえる姿勢を補助する。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。