習得は模倣から始まる。その模倣は、人格の一部を形成する。

「文章を上手く書くために、この本を一冊、

書き写したんだよ。

模倣したいって思える本に出会えて、ラッキーだったよ。

書き写そうと思える本は、全然なくって、

ずっと探していたんだ。」

 

何かを習得するには、まず、模倣から始めます。

そして、それが、自分の価値観や人格の一部を形成します。

では、模倣することとは何でしょうか?

 

それは、

  • 習得する際に、必要な手続きである。
  • 模範的な模倣対象は、めったに見つからない。

です。

 

それでは、

19~20世紀のフランスの哲学者、ベルクソンの言葉と一緒に、

模倣」について解き明かします。

 

1   フランスの哲学者、ベルクソンは、『笑い』の中で述べています。

誰かを模倣するとは、

その誰かの人格のなかに

それとなく根づいてしまった自動作用の部分を

引き出すことである。

 

ベルクソン著 増田靖彦訳 『笑い』 光文社

2016年 57ページより引用

 

2   習得する際に、必要な手続きである。

模倣は、習得する際、必要な手続きです。

なぜなら、模倣は、動きを伴う教科書だからです。

 

習得は、知識と、

体を動かして身につける過程を経て、完了します。

模倣は、繰り返し行うので、

模倣が、体の一部に溶け込んで、なじんできます。

 

模倣は、習得するための大切な方法です。

 

3   模範的な模倣対象は、めったに見つからない。

模範的な模倣対象は、ほとんどありません。

なぜなら、効率性が、模範的な模倣対象を生まれにくくし、

また、その存在を否定しているからです。

 

マニュアル通りに、効率よく習得することが求められます。

また、習得者が、見やすく、扱いが楽で、

簡単に理解できるように模範を作ります。

本質へと導くヒントが詰まった模範は、好まれません。

 

模範的な模倣対象は、めったに見つかりません。

 

4   模倣のまとめ

ベルクソンの言葉と一緒に、

模倣」について解き明かしました。

 

模倣とは、

  • 習得する際に、必要な手続きである。
  • 模範的な模倣対象は、めったに見つからない。

    です。

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。