想像上の恐怖は、心を占領してしまう?想像上の敵と戦う。

「受験勉強している時、

ほとんど出題されない、細かい論点が気になって、

テストに出たらどうしようってね。

見たことがない問題が出たら、焦るからね。

そう思ったら、覚えることが、たくさんあり過ぎて、

すごく怖くなって、勉強ができなくなったの。」

 

心配や不安を失くそうと、起こり得る危険を想像します。

そして、可能性のある、危険性の数の多さに驚き、

また、それらを恐れます。その結果、

想像上の恐怖によって、身動きができなくなります。

では、想像上の恐怖の力とは何でしょうか?

 

それは、

  • 完全武装の最強の兵士を作り出す。
  • あっという間に空を覆い隠す夕立のように、心を暗くする。

です。

 

それでは、

フランスの哲学者、アランの言葉と一緒に、

「想像上の恐怖」について解き明かします。

 

1   フランスの哲学者、アランは、『幸福論』のなかで述べています。

われわれの敵はいつも想像上のものなのだ。

なぜなら、想像上のものにはとらえどころが何もないから。

仮定のことを相手にしていったい何ができるか。

 

アラン著 神谷幹夫訳 『幸福論』

岩波書店 1998年 59ページより引用

 

2   完全武装の最強の兵士を作り出す。

想像上の恐怖の力は、行動を抑制します。

なぜなら、行動を阻止する、完全武装の兵士を、

心に派兵するからです。

 

仮定を基礎にしている最強の兵士は、

できない理由や言い訳を、無限に作り出し、

それらを持って、私達の出入り口を封鎖します。

 

想像上の恐怖は、行動する意欲を奪います。

 

3   あっという間に空を覆い隠す夕立のように、心を暗くする。

想像上の恐怖は、心を暗くします。

なぜなら、想像上の恐怖は、とらえどころがなく、

覆い隠すように、心を占拠してしまうからです。

 

仮定の恐怖は、実体がないので、

消去方法が見つかりません。

そのため、恐怖の力で暗くなった心の中で、

行動の光を探し出せません。

 

想像上の恐怖に占領されると、

暗闇の中でさまよい歩き続けます。

 

4   想像上の恐怖のまとめ

アランの言葉と一緒に、

「想像上の恐怖」について解き明かしました。

 

想像上の恐怖とは、

  • 完全武装の最強の兵士を作り出す。
  • あっという間に空を覆い隠す夕立のように、心を暗くする。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。