悲しい時に強がっている?悲しみにも居場所が必要だ。

「悲しいよね。死と向き合っているんだから。

辛い思いをいっぱい抱えて、すごく、がんばっているよ。

ここでは、悲しい気持ちを、我慢しなくてもいいよ。

涙は、そのために存在するんだから。」

 

時間が限られていて、前に進んでいくしか選択肢がない、

このような時、悲しみをこらえて、進まなければなりません。

一方、悲しみ自身も、話を聞いてほしいと嘆いています。

では、悲しみとは何でしょうか?

 

それは、

  • 心のヒビを広げない役割がある。
  • 傷ついた心の熱を冷ます。

です。

 

それでは、

19~20世紀の日本の詩人、宮沢賢治の言葉と一緒に、

悲しみ」について解き明かします。

 

1     日本の詩人、宮沢賢治は、「白い鳥」の中で述べています。

どうしてそれらの鳥は二羽

そんなにかなしくきこえるか

それはじぶんにすくうちからをうしなったとき

わたしくのいもうとをもうしなった

そのかなしみによるのだが

 

宮沢賢治 『大活字版 ザ・賢治』 第三書館

2007年 752ページより引用

 

2   心のヒビを広げない役割がある。

悲しみには、心のヒビを広げない役割があります。

なぜなら、悲しみが、悲運をもてなすことで、悲運の関心を、

傷ついた心へ向かわないようにしているからです。

 

悲しみを否定してしまうと、傷ついた心が直接、

不幸の攻撃を防がなければなりません。

悲しみは、不幸を休ませる部屋を持っています。

そして、不幸と会話をして過ごします。

 

悲しみは、不幸を上手に出迎えます。

 

3   傷ついた心の熱を冷ます。

悲しみは、傷ついた心の熱を冷まします。

なぜなら、傷ついて炎症している心を、悲しみの涙が、

冷やし、なぐさめてくれるからです。

 

悲しみが、心を占領し、他の感情を追いだしています。

だから、悲しみで、何もやる気がおきません。

その間に、悲しみは、傷ついた心と、

静かな環境でゆっくり向き合ってくれます。

 

悲しみは、心の炎症を鎮静化させます。

 

4   悲しみのまとめ

宮沢賢治の言葉と一緒に、

悲しみ」について解き明かしました。

 

悲しみは、

  • 心のヒビを広げない役割がある。
  • 傷ついた心の熱を冷ます。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。