場所によって振る舞い方を変えている?顔について考える。

「上司と話している時と、スタッフといる時では、

全然表情が違うんですね。

部長と話している時の、あの気の使い方を、

同僚と関わる時にも、少し分けて欲しいです。」

 

振る舞いを、変えているつもりがなくても、

場所や状況に応じて、顔つきが変わります。

一方、状況に適した立ち振る舞いを考え、

いくつもの顔を使い分けます。

では、顔とは何でしょうか?

 

それは、

  • 顔は一つで、状況によって見え方が違う。
  • 作っている顔は、維持が大変である。

です。

 

それでは、

19~20世紀のオーストリアの詩人、リルケの言葉と一緒に、

「顔」について解き明かします。

 

1   オーストリアの詩人、リルケは、『マルテの手記』の中で、顔について述べています。

何億という人間が生きているが、

顔はそれよりもたくさんある。

だれもがいくつもの顔を持っているからである。

 

『世界名言集』 岩波書店

2002年 120ページより引用

 

2   顔は一つで、状況によって見え方が違う。

自分自身は唯一で、状況によって見られ方が違ってきます。

なぜなら、人は、状況に応じた顔を使い分けているからです。

 

各自、状況に適した顔をあらかじめ準備しています。

いつでも、どんな時でも、披露できます。

そして、自分で決めたルールに従って、

顔の向きを、クルクル動かして観戦しています。

 

社会のルールにも対応して、顔を使い分けています。

 

3   作っている顔は、維持が大変である。

限界以上に働く顔は、いつか破たんします。

なぜなら、都合に合わせて、

設定した顔を維持することは、とても大変だからです。

 

自分らしさから派生した顔や、経験を重ねて作った顔は、

特に問題ありません。

一方、自分らしさから隔たった顔や、取りつくろった顔は、

心身に大きな負担を与えます。

 

自分と大きな溝がある顔は、非常に疲れます。

 

4   顔のまとめ

リルケの言葉と一緒に、

「顔」について解き明かしました。

 

顔とは、

  • 顔は一つで、状況によって見え方が違う。
  • 作っている顔は、維持が大変である。です。

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。