避けられない運命か?運命を信じることの危うさを考える。

「こうなってしまったのは、運命だった、そう思うしかない。

今まで、努力して生きてきたつもりだ。

自分が、望んでいた訳じゃない。

運命だったに違いない。運命だったと信じたい。」

 

避けがたい出来事が起こると、

大きな力が働いて、運命だったと思いたくなります。

では、運命を信じることの影響とは何でしょうか?

 

それは、

  • 思い込みで悪い循環を呼び寄せる。
  • 運命という言葉に支配され、気力を失くす。

です。

 

それでは、

フランスの哲学者、アランの言葉と一緒に、

運命を信じること」について解き明かします。

 

1   フランスの哲学者、アランは、『幸福論』のなかで、運命について述べています。

ではいったい、

どこからあの運命を信じる心はやってくるのか。

主な源泉は二つある。

まず、恐怖を感じてしまい、

待っていたかのように

不幸に陥ることがしばしばある。

 

アラン著 神谷幹夫訳 『幸福論』

岩波書店 1998年 87ページより引用

 

2   思い込みで悪い循環を呼び寄せる。

運命を信じ込むことは、悪い循環を呼び寄せます。

なぜなら、単なる思い込みで、不利な事態を疑いなく

受け入れてしまうからです。

 

運命を一度受け入れてしまうと、次の運命も受け入れ、

次々と押し寄せる運命を、招き入れてしまいます。

不利な条件がさらに悪条件を呼び、

負のスパイラルに陥っていきます。

 

運命を信じ込むことは、単なる思い込みです。

 

3   運命という言葉に支配され、気力を失くす。

運命という言葉が、心を支配し、気力を失くします。

なぜなら、自分の力では、解決できないと

あきらめてしまうからです。

 

運命は、大きな力を持っていて、逆らうことも、

変えることもできないと、信じているのです。

また、大きな存在の運命に責任を取らせれば、

自分自身は傷つかないと、言い聞かせています。

 

運命という言葉が、あきらめを招き入れます。

 

4   運命を信じることのまとめ

アランの言葉と一緒に、

運命を信じること」について解き明かしました。

 

運命を信じることとは、

  • 思い込みで悪い循環を呼び寄せる。
  • 運命という言葉に支配され、気力を失くす。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。