「修士課程?博士課程?
どちらにしても、エリートだね。
高学歴の人って、あまり得意じゃないんだ。
理屈で固まっているような、
冷やかなイメージがあるよね。」
肩書きやイメージで、会う前から
相手と距離を置くことがあります。
相手に対する関心がないので、
知ろうとする気持ちが起こりません。
では、知ることの大切さとは何でしょうか?
それは、
- 対象に対して、興味をもつきっかけになる。
- 偏見、無関心から起こる問題を解消できる。
です。
それでは、
18~19世紀のドイツの詩人、ゲーテと一緒に、
「知ること」について解き明かします。
1 ドイツの詩人、ゲーテは、『タッソー』の中で述べています。
人を知らねばこそ、人を恐れる。
人を避ける者はやがて人を見そこなう。
高橋健二編 『ゲーテ格言集』 新潮社
1991年改版 171ページより引用
2 対象に対して、興味をもつきっかけになる。
対象を知ることで、興味をもつきっかけになります。
なぜなら、何も知らなければ、
少ない自分の情報だけで判断し、無関心になるからです。
相手のことを知れば、分からなかったことから
生まれる警戒心を和らげます。
そして、相手への理解が深まることで、
興味をもつきっかけになります。
新しい仲間が増えていく、足がかりになります。
相手を知れば、警戒心が和らぎます。
3 偏見、無関心から起こる問題を解消できる。
知ることで、偏見や無関心から生じる
問題を解消できます。
なぜなら、相手がどんな存在なのかと、
情報を得ようとする行為が大切だからです。
対象について、正しい情報を知って、
その上で、偏った意見を修正し、
どのように付き合っていくか決めます。
相手を正確に知った後、
付き合わないことを選択してもいいのです。
相手のことを知ることが、偏見や無関心を減らします。
4 知ることのまとめ
ゲーテと一緒に、
「知ること」について解き明かしました。
知ることは、
- 対象に対して、興味をもつきっかけになる。
- 偏見、無関心から起こる問題を解消できる。
です。
幸福な気持ちが、私達の心に、
やすらぎを与えますように。