劣悪な環境は必要か?劣悪な環境を誇りと考えてはいけない。

「私が若いころは、もっとひどい環境だった。

それと比べれば、今は、楽園だよ。

われわれの時代は、我慢して働いたんだ。

文句を言わずに、苦労も経験と考えるべきだよ。」

 

比較すべきでない対象を持ち出して、

劣悪な環境を正当化している場合があります。

では、劣悪な環境を正当化できるでしょうか?

 

それは、

  • 劣悪な環境は、反面教師にするくらいしか利点がない。
  • 劣悪な環境は、心にしこりを残すだけで、プラスの経験にならない。

です。

 

それでは、

19~20世紀のイギリスの哲学者、

ラッセルの言葉と一緒に、

劣悪な環境」について解き明かします。

 

1   イギリスの哲学者、ラッセルは、『幸福論』の中で述べています。

彼らは自分の不幸を誇りにしている。

おのれの不幸を宇宙の本質のせいだとし、

不幸こそが教養ある人のとるべき

唯一の態度であると考えているのだ。

 

ラッセル著 安藤貞雄訳 『幸福論』 岩波書店

1991年 44ページより引用

 

2   劣悪な環境は、反面教師にするくらいしか利点がない。

劣悪な環境は、苦労するだけです。

なぜなら、劣悪な環境は、弊害があるだけで、

反面教師にするしか、利点がないからです。

 

現在の劣悪な環境を、さらに悪い環境と比べて、

現状を正当化することは、全く意味がありません。

働く環境を改善することが、最優先課題です。

それが望めなければ、

別の組織で、良い環境を手に入れましょう。

 

劣悪な環境は、弊害があるだけです。

 

3   劣悪な環境は、心にしこりを残すだけで、プラスの経験にならない。

劣悪な環境は、プラスの経験になりません。

なぜなら、劣悪な環境で経験したことは、

心にしこりを残すだけだからです。

 

劣悪な環境の中で、疲弊していくことと、

苦労を重ねて経験を積むこととは、

全く違う経験です。

 

劣悪な環境下では、心が傷つき、疲れ果て、

未来に向かって歩む気持ちが、なくなります。

一方、苦労を経験にすると、

未来に向かっていくエネルギーに変ります。

 

劣悪な環境では、良い経験を積むことはできません。

 

4   劣悪な環境のまとめ

ラッセルの言葉と一緒に、

劣悪な環境」について解き明かしました。

 

劣悪な環境とは、

  • 劣悪な環境は、反面教師にするくらいしか利点がない。
  • 劣悪な環境は、心にしこりを残すだけで、プラスの経験にならない。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。