辛いこと、不愉快なことを忘れたい。忘れる事のすばらしさ。

「絶対に忘れることができないような、

つらい出来事だったのに、

早く忘れたいと思っていたのに、

細かいことは、ぼんやりをして思い出せないな。」

 

覚えていたい出来事、早く忘れたいこと、

思い出せないこと、忘れられない事件、

忘れてしまうことを認識し、

記憶が薄れていくことに気付かされます。

では、忘れることの役割とは何でしょうか?

 

それは、

  • うれしいことも悲しいことも区別せず、自動的に記憶から消す。
  • 新しい思い出を記憶するスペースができる。

です。

 

それでは、

20~21世紀の日本の劇作家、木下順二の言葉と一緒に、

忘れること」について解き明かします。

 

1   日本の劇作家、木下順二は、『オットーと呼ばれる日本人』の中で述べています。

誰だって忘れたいと思うさ、

いろんなつらいこと、

不愉快なことは。

忘却は民衆の知恵だっていう言葉もあるくらいだ。

 

『世界名言集』 岩波書店

2002年 31ページより引用

 

2   うれしいことも悲しいことも区別せず、自動的に記憶から消す。

忘れることは、うれしいことも、悲しいことも、

区別しないで自動的に、記憶から消していきます。

なぜなら、忘れることは、記憶部門の責任者だからです。

 

記憶に残す出来事は、自分の意志では決められず、

決定権を持つ、忘れることのみが、判断します。

 

早く忘れたいことは、なかなか忘れられず、

覚えたいことは、すぐに忘れてしまします。

独自の基準で、自動消去しています。

 

忘れることは、記憶から消去されることです。

 

3   新しい思い出を記憶するスペースができる。

忘れることは、記憶するスペースを作り出します。

なぜなら、記憶には、容量が決まっているからです。

 

楽しくて幸せな瞬間を、決して逃さないように、

記憶に空き部屋を準備しておきます。

そのためには、長く泊まっている思い出には、

記憶から旅立ってもらいます。

 

忘れることは、記憶に空間を作っています。

 

4   忘れることのまとめ

木下順二の言葉と一緒に、

忘れること」について解き明かしました。

 

忘れることは、

  • うれしいことも悲しいことも区別せず、自動的に記憶から消す。
  • 新しい思い出を記憶するスペースができる。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。