完璧な人になる?イメージ通りに演じることは、生活の手段。

「いつもニコニコして、笑顔がすてきね。

落ち着いていて、頼りになるわ。

パソコン操作や機器の扱いも上手いし、

よく気がつくし、やさしいし、

ずっと一緒に働きたいよ。」

 

誰からも好かれて、完璧な人はいません。

他人から求められる自分を、演じていて、

苦しくなることがあります。

では、演じることの意味とは何でしょうか?

 

それは、

  • 空気が読めないと、思われたくない。
  • 個性を封印して、仲間の一員になる。

です。

 

それでは、

20~21世紀の日本の詩人、吉野弘の言葉と一緒に、

演じること」について解き明かします。

 

1   日本の詩人、吉野弘は、「雪の日に」の中で述べています。

欺きやすい 雪の白さ

誰もが信じる 雪の白さ

信じられている雪は せつない

 

どこに 純白な心など あろう

どこに 汚れぬ雪など あろう

 

『吉野弘詩集』 株式会社角川春樹事務所

1999年 42ページより引用

 

2   空気が読めないと、思われたくない。

演じるのは、空気を読んでいる結果です。

なぜなら、今の社会は、場の空気が読めないと、

ダメな人間だと見なすからです。

 

場の空気とは、なんとなくできあがった、

暗黙のルールを厳守する雰囲気のことです。

文章に書かれていないので、推測しているだけです。

言葉に出して指示されないので、推測しているだけです。

 

推測が当たれば、褒められます。

推測が外れれば、無視されます。

推測の精度を上げるため、演じます。

 

あるイメージ像を演じるは、

空気が読めないと思われたくないからです。

 

3   個性を封印して、仲間の一員になる。

あるイメージを演じ分けるのは、

自分の個性を封印して、仲間の一員になるためです。

なぜなら、自分の役割をはっきりさせることで、

仲間の中で、居場所を確保できるからです。

 

自分の個性を主張すると、グループ内の

場の空気を乱すことにつながります。

いつでも、場の空気を読みながら、

自分に与えられた役を演じます。

 

演じることは、生きていくための手段の一つです。

 

4   演じることのまとめ

吉野弘の言葉と一緒に、

演じること」について解き明かしました。

 

演じることとは、

  • 空気が読めないと、思われたくない。
  • 個性を封印して、仲間の一員になる。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。