何であんなことを言ってしまったのか?言葉の持つ怖さ。

「何であの言葉が、出てくるんだろうね。

忙しいのは、知っているけど。

いけない事情があるから、頼んだだけなのに。

日頃から、言葉に出さなかっただけで、

ずっと思っていたんだね。」

 

悪意がなくても、

相手を傷つけてしまう言葉があります。

では、言葉が持つ特徴とは何でしょうか?

 

それは、

  • 一度出てしまうと戻ることができず、相手の心に住みつく。
  • 日頃考えていることが、言葉として表現される。

です。

 

それでは、

古代ローマの詩人、ホラティウスの言葉と一緒に、

言葉」について解き明かします。

 

1   古代ローマの詩人、ホラティウスは、『書簡詩』の中で、言葉について述べています。

ひとたび発せられた言葉は、

取り返しがたく飛ぶ。

 

柳沼重剛 『ギリシア・ローマ名言集』

岩波書店 2003年 118ページより引用

 

2   一度出てしまうと戻ることができず、相手の心に住みつく。

言葉は、一度口から出てしまうと、戻ることができません。

なぜなら、言葉は、相手の記憶の中に、

住居を移してしまうからです。

 

言葉を生み出した人が、

その言葉の存在を忘れてしまっても、

言葉を受け取った人は、しっかり覚えています。

ただし、言葉が、いつまで相手の心の中に

存在しているのかは分かりません。

 

一度発した発言は、取り消せません。

 

3   日頃考えていることが、言葉として表現される。

言葉は、日頃考えていることに基づいて構成されます。

なぜなら、使ったことのない単語や表現を

話すことはできないからです。

 

思ってもみない、まさか言うつもりはなかった、

このような、思い掛けず出た言葉は、

頭のどこかで考えていたことが、

無意識に出たことをさします。

 

日頃考えていることが、言葉として表現されます。

 

4   言葉のまとめ

ホラティウスの言葉と一緒に、

言葉」について解き明かしました。

 

言葉とは、

  • 一度出てしまうと戻ることができず、相手の心に住みつく。
  • 日頃考えていることが、言葉として表現される。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。