快楽を求めることは幸福か?快楽と幸福の違いを考える。

「快楽っていうと何をイメージするかって?

そうだな、

賭け事、お酒、たばこ、魅力的な異性。

大金を稼いで、ぜいたくな食事をして、

広い家に住んで、ファーストクラスで世界旅行に行く、

趣味のことでもいいの?

まだまだ、いっぱいあるよ。」

 

快楽は、とても魅力的で、ぜひ手に入れてみたいです。

そして、快楽を得たら、幸福な生活に

つながっているように思ってしまいます。

では、快楽と幸福の違いとは何でしょうか?

 

それは、

  • 快楽は、手に入れても心が満たされない。
  • 幸福は、手に入れると心が満たされる。

です。

 

それでは、

フランスの哲学者、アランの言葉と一緒に、

幸福と快楽」について解き明かします。

 

1   フランスの哲学者、アランは、『幸福論』のなかで述べています。

幸福と快楽とは

たいへん異なった二物で、

隷属と自由ほどの相違がある。

 

アラン著 神谷幹夫訳 『幸福論』

岩波書店 1998年 142ページより引用

 

2   快楽は、手に入れても心が満たされない。

快楽は、手に入れても心が満たされません。

なぜなら、手に入れた快楽は、

次の快楽を手に入れないと、魅力が減っていくからです。

 

快楽をまず手に入れ、満足します。

しかし、手に入れた瞬間から、魅力が減っていきます。

失った快楽を取り戻すため、さらに、快楽を求めます。

快楽を求め続ける、失う、この繰り返しで、

心は、徐々に苦しみに支配されていきます。

 

快楽で、心を満たすことはできません。

 

3   幸福は、手に入れると心が満たされる。

幸福は、手に入れると心が満たされます。

なぜなら、幸福は、手に入れた後、

大きく育てることができるからです。

 

幸福の魅力は、決してなくなりません。

しかし、手に入れてからも、努力して育てないと、

枯れてなくなってしまいます。

一方、幸福を維持すれば、どんどん大きく、

豊かに育っていきます。

 

心を満たせるのは、幸福だけです。

 

4   幸福と快楽のまとめ

アランの言葉と一緒に、

幸福と快楽」について解き明かしました。

 

幸福と快楽は、

  • 快楽は、手に入れても心が満たされない。
  • 幸福は、手に入れると心が満たされる。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。