恐怖を感じている時の心理は?その時、周りが見えなくなる。

「自分の対応次第で、

人の生命にかかわってくると思うと、

不安になるより、恐怖を感じます。

緊急時の対応は、

どうやったらできるようになるのですか?」

 

経験が少ない時期には、恐怖が勝り、

緊急時の対応に自信が持てません。

では、恐怖を感じている時の心理とは何でしょうか?

 

それは、

  • 恐怖を取り除く助言でさえ、聞こえなくなる。
  • 恐怖に心が支配され、周りが見えなくなる。

です。

 

それでは、

フランスの哲学者、アランの言葉と一緒に、

恐怖」について解き明かします。

 

1   フランスの哲学者、アランは、『幸福論』のなかで、恐怖について述べています。

多くの者が恐怖を、

ことばでもってやっつけている。

しかも強い論拠をもって。

ところが、恐怖を感じている者は

その理由など聞かないのだ。

 

アラン著 神谷幹夫訳 『幸福論』

岩波書店 1998年 10ページより引用

 

2   恐怖を取り除く助言でさえ、聞こえなくなる。

恐怖を感じている時は、恐怖を取り除いてくれる

大切な助言でさえ、聞こえなくなります。

なぜなら、恐怖が、大音量で歌いだすので、

その騒音で、すべての音が聞こえないからです。

 

恐怖から、耳を守ろうとして、

すべての音声を遮断します。

その時、心の中は、大声で入り込んだ

恐怖の残響だけが響いています。

 

恐怖を感じているときは、

恐怖が発する言葉しか聞こえません。

 

3   恐怖に心が支配され、周りが見えなくなる。

恐怖を感じている時は、

周りの状況が全く見えなくなります。

なぜなら、恐怖を追いだそうとし、

心の目を閉じて、自己防衛しているからです。

 

情報を最も多く取り入れるのが、目です。

恐怖を増やしたくない時は、見ることを遮ります。

その時、正しい情報を見る機能も停止します。

目が開いているように見えても、

実際は周りを見ていません。

 

恐怖がいると判断すると、

恐怖を見ないように、体が反応します。

 

4   恐怖のまとめ

アランの言葉と一緒に、

恐怖」について解き明かしました。

 

恐怖とは、

  • 恐怖を取り除く助言でさえ、聞こえなくなる。
  • 恐怖に心が支配され、周りが見えなくなる。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。