不安や悔恨が、頭から離れない。捨てたいが持ってもいたい。

「今何時だろう?

今日は疲れているから

いつもより早くベッドに入ったのに。

 

失敗したことや怒られたことばかり思い出す。

学生の時言われたあの言葉、

二度と戻りたくない、あの空間、

本のページをめくるように現れる。」

 

眠りたいのに、

あの時の悔恨や不安が湧き上がってきて

頭から離れない、

こんな夜を過ごした経験があります。

 

では、不安に思うとはいったい何でしょうか?

 

それは、

  • 不安を取り除きたいと思っている。
  • 思索にふける自分の姿に、心地良さを感じている。

です。

 

それでは、

フランスの哲学者、アランの言葉と一緒に、

不安」について解き明かします。

 

1   フランスの哲学者、アランは、『幸福論』のなかで、不安について述べています。

わらわれは自分の悔恨や

不安をつぎつぎに加えてもっている

軽率なアーチストなのだ。

一分でいいのに、われわれは一時間ももち続ける。

一時間でいいのに、一日も十日も、

数か月も数年ももち続けている。

 

アラン著 神谷幹夫訳 『幸福論』

岩波書店 1998年 178ページより引用

 

2   不安を取り除きたいと思っている。

誰もが、不安を取り除きたいと思っています。

なぜなら、

喜んで不安を受け入れたいとは、誰も考えないからです。

 

不安な気持ちを抱かない、

安全な生活を送りたいです。

また、想定される不安を取り除くため、

練習し、学習し、見て、聞いて、

事前に対策を考えます。

 

不安を好んで受け入れる人は、ほとんどいません。

 

3   思索にふける自分の姿に、心地良さを感じている。

思索にふける自分の姿に、心地良さを感じています。

なぜなら、不安には、所有したい魅力があるからです。

 

夢や希望を思い描いて、

頭の中を一杯にする事より、

悔恨や不安要素を探し出して、

あれこれ考える方が楽だからです。

心を満たすだけなら、

不安の方が早く確実にできます。

 

不安を理由して不安に隠れることは、

居心地がいいと感じます。

 

4   不安のまとめ

アランの言葉と一緒に、

不安」について解き明かしました。

 

不安に思うことは、

  • 不安を取り除きたいと思っている。
  • 思索にふける自分の姿に、心地良さを感じている。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。