「忠犬じゃあるまいし、
「すべての対応は、常に忠実に、
真心を込めて行うように」って言われてもね。
そんなことをしていたら、仕事が終わらないよ。
疲れるだけ。」
自分に対して、相手に対して、忠実であることは、
とても難しいことです。
では、忠実さとは何でしょうか?
それは、
- 一つ一つの事例を大切にして向き合う。
- 大きな信頼を得ることができる。
です。
それでは、
新約聖書の言葉と一緒に、
「忠実さ」について解き明かします。
1 新約聖書の中から。 (ルカ福音書 第16章 10)
ごく小さいことに忠実な者は、
大きなことにも忠実である。
ごく小さなことに不忠実な者は、
大きなことにも不忠実である。
塚本虎二訳 『新約聖書 福音書』
岩波書店 1963年 239ページより引用
2 一つ一つの事例を大切にして向き合う。
忠実さとは、
一つ一つの事例を大切にして向き合うことです。
なぜなら、人によって、
表出する方法が様々だからです。
多くの要望を表現する、分かりやすい、
人手も時間も気苦労も使っている場合も、
ニコニコの笑顔で信頼してくれている、
やさしく物分かりのいい、あきらめているだろう、
最低限の時間しかかけられない場合も
同じように大切に向き合います。
忠実さは、求めている中核を見逃さないことです。
3 大きな信頼を得ることができる。
忠実さを意識することで、
大きな信頼を得ることができます。
なぜなら、忠実さと信頼との親和性は、
非常に良く、仲よしだからです。
忠実さの働きで、信頼の芽が発芽します。
さらに、信頼が育っていくための栄養素を、
忠実さが供給します。
忠実さが増えていけば、信頼も厚くなっていきます。
忠実さを心に留めていることが、
信頼される人になる秘訣です。
4 忠実さのまとめ
新約聖書の言葉と一緒に、
「忠実さ」について解き明かしました。
忠実さとは、
- 一つ一つの事例を大切にして向き合う。
- 大きな信頼を得ることができる。
です。
幸福な気持ちが、私達の心に、
やすらぎを与えますように。