私は何も悪くないのになぜ?しかし、怒りは正当化できない。

「主任に理不尽なこと言われたんだよ。

職場では我慢していたけど、

怒りがおさまらないよ。

主任の書類で間違いを見つけたけど、

そのまま黙っていようかな。」

 

自分は何も悪くないのに、災難がふりかかると、

抑えきれない怒りがこみ上げてきます。

しかし、その怒りを武器として使っていけません。

では、怒りがなぜ正当化できないのでしょうか?

 

それは、

  • 怒りのエネルギーは、新たな怒りを増幅させる。
  • 動機が怒りに基づく場合、正当な目的を達成できない。

からです。

 

それでは、

フランスの哲学者、アランの言葉と一緒に、

怒り」について解き明かします。

 

1   フランスの哲学者、アランは、『幸福論』のなかで、怒りについて述べています。

怒りの発作を説明するのに、

利害の対立だとか、敵対関係だとか、

怨恨のような原因をもち出して、

それを正当化しようとしてもまったくむだである。

 

アラン著 神谷幹夫訳 『幸福論』 

岩波書店 1998年 214ページより引用

 

2   怒りのエネルギーは、新たな怒りを増幅させる。

怒りのエネルギーが、新たな怒りを生み出します。

なぜなら、怒りは発火しやすく、消えにくいからです。

 

怒りを晴らすために、相手を攻撃すれば、

相手の怒りが新たに生まれます。

一方、怒りが処理できないと、

怒りがどんどん増えていきます。

 

怒りは、新たな怒りを増幅させます。

 

3   動機が怒りに基づく場合、正当な目的を達成できない。

怒りに基づいて行動した時、正当な目的を掲げても、

それを達成する事はできません。

なぜなら、表面的には達成されているようにみえても、

内部に別の怒りがくすぶっているからです。

 

内部の怒りは、いつ外に出ようかと、

様子をうかがっています。

怒りは、絶対に消えることなく、

じっと活躍できるまで待っています。

 

正当な目的を達成させるには、

すべての怒りを排除しなければなりません。

 

4   怒りのまとめ

アランの言葉と一緒に、

怒り」について解き明かしました。

 

怒りは正当化できないのは、

  • 怒りのエネルギーは、新たな怒りを増幅させる。
  • 動機が怒りに基づく場合、正当な目的を達成できない。

です。

 

幸福な気持ちが、私達の心に、

やすらぎを与えますように。